府民文化常任委員会 質疑(7)

令和4年10月14日

博物館・美術館等が独自財源をもって行う活動と府の連携について

コロナの関係もあり、美術館等の活動が低調であると聞くが、youtubeなど動画サービスを利用したりして独自の活動をしているところもある。また、クラウドファンディングを利用するなど館独自の財源を持ち活動しているところもあると聞く。活動活性化のための大阪府の取り組みを伺いました。

西村日加留:
府内の文化振興に係る市町村間の連携についてお聞きします。
近年、官民を問わず、美術館等の運営が厳しいといった声をよく聞き、そうした美術館の中には、施設運営や企画事業などの自主財源を確保するため、クラウドファンディングを活用し、資金調達を行っている事例もあると聞いております。
また、主な収入源となる入場料を確保するため、入館者数を増やす取組をしておったり、ユーチューブなどの動画配信なども使って広報に取り組んでいる施設もあると聞いております。
公立の美術館などの文化関係施設においても、設置者である市町村や運営者において様々な工夫がなされておると聞いておりますが、積極的にクラウドファンディングを導入したり、学芸員がユーチューブを使って施設の魅力を発信するという取組についても進めていただければと思います。
 そして、各施設のよい取組は、互いに情報を共有しながら、いいものはどんどん取り入れていく、大阪の文化関係施設の活性化、盛り上げを図り、文化芸術の力で大阪を元気にしていただきたいと思っております。
 そのためにも、大阪府には、市町村に対する情報提供などの支援に取り組んでいただきたいと思っておりますが、大阪府の文化振興を進める上で、府では、市町村間の情報共有や連携についてどのような取組を行っているのかをお伺いいたします。

高原秀樹 文化課長:
本府の文化施策を推進する上で、府内各地域の文化発信拠点となっております文化関係施設や施設を設置している市町村と連携することは、重要であると認識をしております。
 そのため、毎年開催している府内市町村文化行政主管課長会議におきまして、府内の先進的な取組事例の情報共有や意見交換などを行っており、府と市町村との連携や、市町村相互の連携の促進を図っております。
 会議に参加した市町村の担当者からは、他の市町村の取組は今後の参考になるといった御意見をいただいたことから、今年度は、新たに、府内市町村の特色ある文化施策を取りまとめた事例集の作成にも取り組んでいるところでございます。
 また今後、クラウドファンディングの導入手法やユーチューブの効果的な活用事例等についても、必要に応じて、情報提供を行うなど、府内各地の文化芸術活動がより一層活性化するように取り組んでまいります。

西村日加留:
ありがとうございます。施設に働いている方々の話をちょっと聞きますと、今、コロナ禍にあって財源が少ない、その中でも工夫している。しかしながら、何かしたいとすれば、提案書をつくり、それを上げて決裁にかかり、その時間がかかるということですね。何か応援できないかと思ってこの質問に臨んでいるのですが、大阪は恒常的に、常にどっかの施設はクラウドファンディングをしているであったり、ユーチューブを活用して、学芸員に発信をしていただいて、どんどん、いろんなことを挑戦する大阪、文化発信していく大阪をつくっていったほうがすごく面白くて、大阪に似合っているなと思いまして、どうぞよろしくお願いいたします。

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