令和4年10月14日
「スポゴミ」大会、府の後援名義について
西村日加留:
現在、二〇二五年の大阪・関西万博の開催に向け、鋭意準備が進められており、万博成功に向け、様々な環境施策、準備が進められております。万博開催に当たっては、国内外から多くの人々が大阪を訪れることになり、大阪のいい印象を持って帰っていただくために、まちをきれいにすることが大切だと、私は思っております。
このような中、現在、全国各地においてスポーツでまちをきれいにするというテーマを掲げ、民間等が主導して、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、今までにない社会貢献活動を競技として変換させるような日本発祥といいますか生まれた、全く新しいスポーツとして「スポゴミ」大会が開催されています。私も、このスポゴミというのを聞いて、まだ参加したことがないですが、いい取組だと思いまして、今回の質問をしたんですが。定められたエリアで、制限時間内に、チームワークでごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競うスポーツである。
また、スポーツと社会貢献活動の融合により、同じ目的に立ち向かう、チームで力を合せるといったスポーツの持つキーワードが、参加者自身のごみ拾いへの価値観を一新させるものであり、こうした取組を生かして大阪のまちをきれいにし、さらに新しいまちを知り、好きになっていただく機会になるのではと考えます。
そこで、万博を控え、国内外の観光客が大阪に集まるこの機会に、このような民間や市町村等が実施するスポゴミ大会に対して、府として、後援名義の使用を承認するであったり、支援についてどのように考えているのか、スポーツ振興課長にお伺いいたします。
杉本当弘 スポーツ振興課長:
スポーツ庁では、従来の競技スポーツだけでなく、ごみ拾い活動や散歩などを幅広く身体活動と捉え、スポーツによるまちづくりの促進に取り組んでいるところであり、本府においても、本年三月に策定いたしました第三次大阪府スポーツ推進計画において、スポーツによる活力あふれた楽しいまちづくりの重要な柱の一つとして位置づけているところでございます。
現在、本府では、プロチームなどと連携し、試合観戦とシェアサイクルの活用を組み合わせ、スポーツを通じた環境や交通問題に取り組む実証事業を実施しているところであり、委員お示しのスポゴミ大会も、スポーツを通じた地域課題の解決に効果があるものと認識してございます。
府内におきましては、高校生が参加するスポゴミ大会や、市町村、大学などが主催するスポゴミ大会が開催されているところであり、今後、こうした大会の開催に対しては、他のスポーツと同様に、後援名義の承認基準に照らしながら対応してまいりたいと思います。
西村日加留:
ありがとうございます。このスポゴミに関しても、まだ道半ばという私の認識でありまして、まだまだ、大阪ならではの取組というか、エッセンスも加えられると思っております。府民文化部ですので、スポーツということで、しゃがんで取れば何ポイントとか、そのしゃがみ方で膝を痛めるとか、そういうエッセンスも入れて、また何か取組ができればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。