教育常任委員会 質疑(1)

令和3年3月15日

府立高校の再編整備について

西村日加留:
府立高校の再編整備についてお伺いします。
今年度は、コロナ禍の状況を鑑み、府立高校の募集停止の公表を行わなかったと認識しています。九月後半議会の代表質問においても、来年度は再編整備を行っていくと教育長から答弁があったと承知しています。
来年度は、この選抜の志願状況をもって再編整備を進めるという方針に変更はないのか、高校再編整備課長に伺います。

大武基 高校再編整備課長:
今年度につきましては、コロナ禍による厳しい社会経済状況の中、受験生や保護者の不安が高まっており、また冬にかけても第三波の懸念もございました。このような中、府立高校の募集停止を発信することはさらに不安を高めることとなるため、最大限配慮したものでございます。
その上で、来年度の具体の再編整備につきましては、今後、今月末に実施いたします二次選抜を含めた最終の志願状況を踏まえまして、来年度に府立学校条例や再編整備計画に基づき検討を行いまして決定してまいりたいと存じます。

西村日加留:
今後の再編整備の考え方は一定理解しました。
しかしながら、引き続きコロナ禍という特殊な環境は続いております。そして、今年度は、中学校卒業者数が大幅に減少する年、データ上でも減少数が際立っております。私の地元の美原高校を含め、多くの学校で一般選抜の志願者数は厳しい結果だったと認識しております。
また、私立高校無償化の影響により、近年、公立高校の割合が少しずつ下がっていること、私立を選択する子が増えていることは、中学校を所管する市町村の現場でも肌で感じているようです。幸いにも、来年度には中学校卒業者数が回復するという推計も出ております。

堺市にある美原高校は、旧南河内郡美原町時代からある歴史ある学校で、その地域に必要な学校であると地元の声も届いております。再編整備の実施に当たっては、それらも十分踏まえながら御検討いただきますようよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました