環境農林水産常任委員会 質疑(3)

令和4年3月14日

違法な森土による大規模土石流災害について

西村日加留:
昨年七月に静岡県熱海市で大規模な土石流災害が発生しました。
原因が違法な盛土であったことを受け、国は、各都道府県に盛土による災害防止のための総点検を求め、大阪府においても庁内の関係部局で盛土の総点検が実施されました。その結果、総点検数千百八か所のうち六十二か所の是正を要する箇所が確認されたと聞いておりますが、幸いにも人家等への影響が懸念される場所は存在しなかったとも聞いております。
さて、この六十二か所の多くが、環境農林水産部が所管する森林法及び土砂条例の対象であるとのことですが、現地はどのような状況であったのか、お伺いいたします。

田中武次 森づくり課長:
盛土につきましては、市町村が権限を有するものも含めて、森林法の対象となるもの百九十三か所、市町村条例に係るものも含めて、土砂条例の対象となるもの百一か所の総点検を実施しました。
このうち、盛土形状等の行為内容が許可を受けた内容と異なるもの、必要な許可手続がなされていないもの等が、森林法で十八件、土砂条例で二十四件が確認され、重複している箇所が五件あったため、計三十七か所を是正を要する箇所といたしました。
これらについては、盛土斜面での大きな亀裂や大規模な浸食など、直ちに人家等への影響が懸念されるものは確認されていません。
なお、是正が必要とされた箇所については、法令で定める基準に即した形状への造成や、盛土撤去などの指導を行い、是正に努めています。

西村日加留:
是正を要する箇所について、現状では人家等への被害の懸念がないとのことですが、今後もしっかりと適切な指導を行っていただきますようお願いします。

次に、近年のゲリラ豪雨の発生や、短期間のうちに規模が拡大する盛土行為については、少しの油断が大規模災害の誘因になることも考えられます。府民の安全安心の確保のために今後どのように盛土行為の規制に取り組んでいくのか、お伺いいたします。

田中武次 森づくり課長:
これまでも違法な行為がなされている土地については、行為の拡大防止や、災害発生の危険性の有無等を確認するため、定期的に巡視を行うとともに、行為者に防災措置の実施など、速やかに是正の行政指導を行い、指導に従わない事業者等には、命令処分や告発での対応を行っています。
また、協定を締結する宅配事業者など、民間事業者の協力による通報の活用や、市町村と密な連携により、新たな違法行為の早期発見、早期指導にも併せて取り組んでいるところです。
さらに、今後は、必要に応じてドローンを活用した現地の詳細な把握や、新たな箇所の発見、それに基づく速やかな行政指導なども行うこととし、より一層の適切な規制に努めていきます。

西村日加留:
どうぞよろしくお願いいたします。

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