環境農林水産常任委員会 質疑(4)

令和4年3月14日

ダイヤモンドトレール等の安全対策と魅力発信について

大阪南部の皆さんには親しみの深い金剛山を中心に尾根を長距離縦走するダイヤモンドトレールの安全対策と魅力の発信について質問しました。

西村日加留:
ダイヤモンドトレール等の安全対策と魅力発信についてです。
 昨年三月の環境農林水産常任委員会で、我が会派の須田議員がダイヤモンドトレールの利用者の安全対策について質問を行いました。ダイヤモンドトレールは、金剛山を主峰とする金剛葛城山系を縦走する全長約四十五キロの長距離自然歩道で、春の大和葛城山のツヅジ、冬の金剛山の樹氷、霧氷等、四季折々の魅力があり、年間を通じて多くの方に利用されています。

私も、最近ちょっと御無沙汰ではありますが、私の地元の小学校では毎年恒例の金剛登山があり、そのときには、アイゼンのつけ方であったり、当日、金剛山に登るときは、高学年と下の低学年がグループになって登るという、そういう学校行事もありまして、親しみがあるところでもあります。

また、私ごとでもありますが、もともと自衛官であったときの部隊が信太山なんですが、そこの部隊の訓練場所がまさしくダイヤモンドトレールでありまして、本当にお世話になった山でもあります。
そして、そういうときも、私も確かに安全対策、また本来の登山ルートじゃないルートが確かにあったなと思いまして、歩道の中に老朽化した部分や、道に迷いかねない勝手道も多数できておると思います。そこで、ダイヤモンドトレールや金剛山の利用者の安全対策について、取組状況をお伺いします。

田中俊行 みどり企画課長:
ダイヤモンドトレールを含む府内の自然歩道や自然公園施設においては、利用者の安全を確保するための点検や改修、案内看板の整備等を計画的に実施しているところです。
また、ダイヤモンドトレールが通過する金剛山域では、地元の警察、消防、自治体等の関係団体と連携し、過去の金剛山での事故情報の収集や分析による危険箇所の共有を図り、昨年七月には、過去に転落等が発生した二か所で危険情報の注意喚起看板を試験的に設置したところでございます。さらに、今後、道迷いが想定される箇所での注意喚起看板の設置等にも取り組むこととしております。
引き続き、ダイヤモンドトレールや金剛山が安全に安心して利用していただけるよう、しっかり取り組んでまいります。

西村日加留:
ダイヤモンドトレールや金剛山の利用者の安全対策の取組状況について、引き続き安全対策をよろしくお願いいたします。
次に、先ほども述べましたが、私は大阪のシンボルでもある金剛山の魅力向上のためには、さらなる魅力発信が重要であると考えております。
ダイヤモンドトレールは、昨年五十周年を迎え、ロゴマークの公募や民間事業者等と連携したPRを実施したと聞いております。ダイヤモンドトレールや金剛山が見せる四季折々の自然の魅力について、もっともっと府民に身近に親しんでいただきたく考えております。
例えば、ドローンやカメラ等で撮影したルートの映像をVRで提供したり、QRコードを活用した情報発信など、ICTを活用した取組も面白いと考えますが、金剛山を含むダイヤモンドトレールの魅力発信について、取組状況をお伺いします。

田中俊行 みどり企画課長:
ダイヤモンドトレールの魅力発信につきましては、大阪府をはじめ、奈良県、和歌山県及び沿線の十市町村で構成されましたダイヤモンドトレール活性化実行委員会において、民間事業者等と連携しながら様々な取組を進めているところです。
具体的には、駅構内やバスの車内、アウトドア用品店、地元の観光協会等で、ロゴマークを活用したポスターやリーフレットを掲示、配布するとともに、ホームページにおいてイベント情報や登山初心者向けのお勧めルート等を発信しております。
また、ダイヤモンドトレール内でも自然に親しむ拠点となっているちはや園地においても、ホームページやSNSを活用した四季折々の野鳥や植物、天体等の映像を配信しております。
今後は、他施設での効果的な魅力発信の先進事例を収集し、様々な新たな技術や媒体の活用も検討しながら、金剛山を含むダイヤモンドトレールの魅力を発信してまいります。

西村日加留:
先ほど、みよし委員のちはや園地の指定管理者の公募に関する質問の答弁から、夏頃の公募に向け、次期指定管理者の公募内容を検討し、引き続き金剛山全体の活用に向けて千早赤阪村と連携して取り組むとのことをお聞きしました。私も本当にぜひよろしくお願いしたいと思っております。

この質問に当たって府民の方から相談を受けているんですが、金剛山のロープウエーをどうにかしてほしいと端的に言われておりまして、質問したいなと思っていたんですが、この金剛山のロープウエーも本当に約三年ぐらい止まってしまっています。

繰り返しますが、金剛山は本当にシンボル的な大阪の山であります。私も本当に小さいときからお世話になった山でもありますが、私自身はまだまだ元気で、それこそ十年前でありますが、電車で二上山駅、屯鶴峯から紀見峠の駅まで走ったりはしたことがあるんですが、今はできるか分からないんですけども、本当にまだロープウエーは必要ではないかとは思うんですが、やっぱり昔から親しんだ方が親子三代でとか行きたいという府民の方々がやっぱりいます。

また、思い出せば、小学校のときに集団で金剛山に行きましたが、福祉教育とかで、やっぱり体にリスクがある方、障がい者の方とも一緒に登りたい、そういうことも併せてあるので、ロープウエーというのは一つの本当に大切なものだなと、止まってしまってから府民の方が大いに思っているみたいなので、ぜひ今後、再開に向けて公募をされて、全体が本当に魅力あふれるダイヤモンドトレール、また金剛山になればいいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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