府民文化常任委員会 質疑(1)

令和元年10月10日

ギャンブル等依存症対策について

西村日加留:
自民党の西村日加留と申します。項目が五つあります。ボリュームが少し小さいかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
一昨年度の国のギャンブル等依存症に関する調査データでは、全国で、現在ギャンブル等依存症が疑われる人が約70万人、過去を含め、これまでギャンブル等依存症が疑われる人は、実に約320万人とも言われており、カジノがない今も、既に多くの方がギャンブル等依存症で苦しんでいるのが現状です。

IR誘致を目指す自治体だからというわけではなく、一刻も早く対策に取り組む必要がある問題です。特に、依存症、中毒にならないための予防対策が重要であり、広く府民の方に正しい知識の普及を行っていく必要があると考える。
IR推進局では、昨年度から、府民向けのギャンブル等依存症セミナーを開催していると聞いているが、その狙いと実施状況についてお伺いします。

井谷宣明 推進課長:
ギャンブル等依存症対策については、IR誘致を推進していく上で取り組むべき喫緊の課題であり、委員御指摘のとおり、予防啓発の取り組みは大変重要であると認識しております。

このため、昨年度から、府民を対象とし、ギャンブル等依存症に対する正しい理解を促進するため、依存症患者を実際に診察されている医師を講師に、依存症のメカニズムや兆候、実際の症例など、依存症についてわかりやすく伝える予防セミナーを健康医療部との共催で開催しております。
これまで、4回開催し、約四百名の方々に参加いただいており、参加者アンケートでは、講演の内容について、九割以上の方から、よく理解できた、またはある程度理解できたと回答いただいております。
今後も、関係部局と連携を密にし、ギャンブル等依存症に関する正しい知識の普及を図り、一層効果的な事業展開に努めてまいります。

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