教育常任委員会 質疑(2)

令和2年12月10日

支援学校に在籍等、評定のない生徒の高校受験について

西村日加留:
評定のない者の選抜制度についてお伺いします。
支援学校に在籍する生徒は、内申点がないため、高校受験において不利になるのではないかとの不安の声を聞きます。そこで、高校受験に当たり、内申点がない場合はどのような対応となるのでしょうか、お伺いします。

大久保宣明 高等学校課長:
大阪府の公立高等学校の入学者選抜におきましては、中学校における各教科の学習の評価や活動状況を記載した調査書、いわゆる内申書と、当日の学力検査の成績による総合点に加えまして、生徒自身がテーマに沿って高校生活への思い等について記入する自己申告書も活用しながら合否判定を行っております。一方で、生徒の個別の状況により、中学校長等の判断により、各教科の評価欄を無記載とすることも認めているところです。
各教科の評価が無記載となった者につきましては、当日の学力検査の成績や自己申告書等を基に手順を定めまして合否判定をすることとしており、公平公正な入学者選抜を実施しているところでございます。

誰に対しても公平公正な選抜制度であることを案内する必要

西村日加留:
ありがとうございます。
評定のない者についても公平公正な選抜となるように制度設計されていることは理解しました。一方で、府民の中には、このことを知らずに不安に感じている者もいるということは事実です。
誰もが安心して受験できるようしっかりと周知することが何よりも大切ではないかと感じました。民間とも協力して、官民一体となってこの周知活動のほどをよろしくお願いいたします。

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