環境農林水産常任委員会 質疑(1)

令和4年3月14日

おおさかプラスチックごみゼロ宣言について

西村日加留:
自民党の西村日加留です。どうぞよろしくお願いします。
早速ではありますが、おおさかプラスチックごみゼロ宣言について質問したいと思います。
海洋プラスチックごみ問題、その対策に大いに私自身が関心を持っております。そして、府民の方も一定数この問題に関しては関心があると私自身感じております。そこで、去年十一月の委員会に引き続き、この質問を取り上げさせていただきます。

府が実施した最新の海ごみ調査によると、日常生活で使われている使い捨てプラスチックが多く確認されています。海に流出するプラスチックごみを削減するため、私たちの生活の中で多く発生しているプラスチックごみ自体を減らすことが重要であり、こうした取組をきっかけとする使い捨てプラスチック削減の推進などを盛り込んだおおさかプラスチックごみゼロ宣言、その賛同者を増やしていくことがなにより重要であると考えています。

前回の委員会で、趣旨に賛同する市町村や事業者を増やしていくための取組について質問したところ、様々な機会を通じて宣言の働きかけを行うとともに、あらゆる主体と連携協力したプラスチック対策に取り組むとの答弁をいただきましたが、そこで、プラスチックごみゼロ宣言に関して、前回の委員会後に実施した具体的な取組についてお伺いします。

岡野春樹 環境農林水産部副理事:
海洋プラスチックごみを削減するためには、府域全体で日常生活における使い捨てプラスチックなどを減らす具体的な取組を推進していくことが重要でございます。
そこで、昨年十二月、府内全市町村に対しまして、プラスチックごみ対策を継続して推進するよう依頼をし、ごみゼロ宣言未実施の市町に対しまして実施の検討を働きかける文書を発出いたしました。加えまして、本年一月には、全市町村が集う会議におきまして、改めて同様の依頼を行いました。
また、事業者に対しましては、協議会などの会議や、個別に相談、打合せを行う場など様々な機会を活用し、働きかけるとともに、プラスチック製品製造事業者の業界団体に対しまして宣言を依頼したところでございます。

西村日加留:
府域全体でプラスチック削減の取組が推進されるよう、引き続き市町村や事業者に対して宣言の賛同をいただく働きかけをお願いいたします。
また、前回の委員会では要望として伝えさせていただいた点についてお伺いします。
賛同をいただき、宣言を行った企業、団体が、広く府民に先進性をアピールできる、要は、ゴールドステッカーのように、対策を行っているとすぐ目で見て分かるように、大阪府と共にプラスチック削減に賛同している事業者が一体感を持って、おおさかプラスチックごみゼロ宣言に向けた取組を推進するには、共通のロゴ、またアイコンを作成し、それを活用するということも効果的な手法と考えます。事業者や府民への上手なPRが必要だと考えますが、その点についてお考えをお聞かせください。

岡野春樹 環境農林水産部副理事:
市町村や事業者と共に、その内容を広くアピールし、府民のプラスチック削減行動につなげていくことが重要であると考えております。
現在、事業者と連携し、電車内や駅構内のデジタルサイネージ、インターネット検索サイトのバナーのほか、飲料メーカーの販売促進用のポップなどを用いたPRを検討中でございます。今後も、宣言賛同者と共に、ロゴ作成を含めまして、効果的に広く宣言を周知し、取組を拡大してまいります。

西村日加留:
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
賛同いただける業者さんとかが自由に商品に合わせてアイコン、共通のロゴを展開できたら、ゴールドステッカーのように、街中でそういう絵がどんどん見れればいいことだなと思いまして、ぜひ進めていただきますようお願いいたします。

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