府民文化常任委員会 質疑(10)

令和4年10月14日

北朝鮮拉致問題についての啓発について

北朝鮮拉致問題啓発週間が12月にあるが、期間中啓発アニメを見て感想文を書いていただいても、作文コンクールの締切が10月であるため、その年には応募できないことについて要望をさせていただきました。

西村日加留:
北朝鮮拉致問題についての啓発についてお伺いします。
昨年の府議会においても、十月、北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進する決議が採択されました。その中にも、アニメ「めぐみ」の視聴や、北朝鮮人権問題週間においても、作文コンクールを促すようなことが書かれておりました。しかしながら、作文コンクールは年々伸びているのは分かっているんですが、問題がありまして。というのは、作文コンクールじゃなくて、人権週間期間、これ十二月なんですが、十二月の期間なんですが、そもそも作文コンクールの締切りは九月、十月なので、人権週間に取組を集中して、府の学校にアニメを置いてもらったり、学んで感想文を書いてもらっても応募できないという状況であります。
ということもありまして、提案するのですが、いっそのこと、大阪府独自の週間を設けて、例えば九月頃に、大阪独自の人権週間を設けて、いま一度機運醸成をつくるという取組はいかがでしょうか、お伺いいたします。

井上慎一 人権企画課長:
北朝鮮人権侵害問題啓発週間につきましては、拉致問題その他、北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律によりまして、十二月十日から十六日までとされてございます。国及び地方公共団体はこの週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めると定められてございます。
こうしたことから、府としても、事業効果を最大限発揮するために、啓発週間を中心に、国や府内市町村と連携しまして、一体的かつ集中的に啓発事業を行うこととしてございます。
一方、必要な取組につきましては、啓発週間の期間にとらわれず事業を進め、拉致問題に対する府民の関心や認識が一層深まるよう、今後とも、関係機関と連携し、対応していきたいと考えてございます。

西村日加留:
ありがとうございます。急に言い出したことなので、ぜひ検討していただきたいという思いを込めているんですが、十二月に大阪府でいろいろ取り組んでもらうイルミネーションしかり、これちょっとクリスマスにかぶって、ブルーのライトアップしてるだけで、拉致があまり伝わってこないということもありまして。
また、先ほどの学校における作文コンクールもあるのですが、ちょうど今年が、小泉政権が北朝鮮に乗り込んで金正日に拉致を認めさして二十年になります。そして、認めさしたのが九月十七日ということになりますので、九月というのは何かしらポイントだなと思っておりますので、そういうことを忘れないためにも、九月に設けてみてはという提案をさしていただきました。

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