令和3年12月17日
中華人民共和国の人権侵害問題への非難を求める意見書案の説明
ウイグル族に対する中華人民共和国の行っている苛烈な人権侵害について、「中華人民共和国政府へ人権の尊重を求めることと、その人道に反する行為について非難をするよう、日本国政府に対し求める」意見書について、提出者の私が説明を致しました。
西村日加留:
自由民主党・無所属 大阪府議会議員団の西村日加留です。
府議団を代表して、意見書案第十一号について一言申し上げます。
中華人民共和国が新疆ウイグル自治区において、大規模な恣意的勾留、人権弾圧を行っていることに国際社会は深く憂慮しています。
国際連合人権理事会は、中国政府に対して人権活動家の拘束をやめることや、ウイグル人等の少数民族の権利を守ることを求める勧告を採択しています。中国政府は国際連合安全保障理事会の常任理事国という責任ある地位を占めているのであれば、これらの勧告をはじめ、国際社会の声に真摯に耳を傾け、新疆ウイグル自治区の人権状況について透明性ある説明をするべきであります。
よって、国会及び政府に対し、中国共産党中国政府による新疆ウイグル自治区における行為の調査を行い、併せて、香港、ウイグル、チベット並びに南モンゴルへの人権侵害について諸外国と共に人権の尊重と人権侵害問題に対する非難を行うよう強く要請するため、本案を提出するものであります。
この意見書(意見書 第十一号)は、全会派一致で可決されました。
大阪府議会ホームページ
中華人民共和国に対する人権の尊重と人権侵害問題への非難を求める意見書