府民文化常任委員会 質疑(3)

令和2年3月10日

ワールドマスターズゲームズ2021関西の障がい者への配慮について

西村日加留:
ワールドマスターズゲームズ2021関西の障がい者への配慮についてお伺いします。
来年、2021年5月に開催されるワールドマスターズゲームズは、おおむね30歳以上であれば障がいの有無にかかわらず誰でも参加できる「する」スポーツの国際総合競技大会が、この大会の趣旨となっていますが、本大会は、国内3万人、国外2万人の計5万人というこれまでの大会の中でも最大の参加目標としており、大会へのエントリーについては、既に本年2月1日から一般参加の受付が始まっていて、本大会は障がいの有無に関係なく参加できるということですが、改めて本大会の趣旨及び府内開催競技の状況について、スポーツ振興課長にお伺いします。

大河内隆生 スポーツ振興課長:
ワールドマスターズゲームズ2021関西の大会趣旨及び府内開催競技の障がい者への配慮の状況につきまして御答弁申し上げます。
ワールドマスターズゲームズ2021関西は、年齢、性別、能力や障がいのあるなしに関係なく参加できる大会を目指しておりまして、府内の競技開催市におきましても、競技種目の特性に応じ、障がいのある人も健常者とともに競技できるよう配慮した競技運営を行うこととしております。

具体的には、聴覚障がい者への配慮といたしまして、岸和田市の自転車競技BMXでは、音声以外のスタート合図を用いましたり、東大阪市のラグビーや堺市のサッカーなどではフラッグ等による審判などを行うこととしているところでございます。

障がいのある方々も参加できるよう情報提供が重要

西村日加留:
ワールドマスターズゲームズの障がい者への配慮については、一定理解しました。障がいのある方々にも、ワールドマスターズゲームズへの参加を契機に、スポーツに興味関心を持ってもらうことは、生涯スポーツの振興に寄与するものと考えています。

この大会は、答弁にもあったように、できるだけ健常者と障がいのある方が一緒にスポーツに取り組めるようにとの、いわゆるインクルーシブな考え方を取り入れた大会ということで、私はできる限り、障がいのある方も本大会に参加してほしいと願っています。
そのためにも、本大会に健常者と同じく障がいのある方々も参加できるよう情報提供が重要であると考えますが、府としてはどのように取り組んでいるのか、スポーツ振興課長にお伺いします。

大河内隆生 スポーツ振興課長:
障がいのある方々への本大会の情報提供について御答弁申し上げます。
府及び府内競技開催市では、障がいのある方々もできるだけ多くワールドマスターズゲームズに参加していただけるよう、府内開催競技における障がいに配慮した競技種目や、配慮の内容などの情報をチラシやホームページ等を活用して発信しているところでございます。

今後も、引き続き庁内関係部局や組織委員会、競技開催市、障がい者団体等とも連携しながら、障がいのある方々へのPRに取り組んでまいります。

西村日加留:
よろしくお願いいたします。
現時点での関西全体でのワールドマスターズゲームズの申込み状況は順調と伺っていますが、既に埋まってしまった競技もあれば、また空きが多い競技もあるなど、競技ごとに申込み数に差があるとも聞いております。府内で生活をする障がい者のエントリー状況はどうなのか。それによって、健常者同様のチラシやホームページ掲載といったPRでいいのか。今後、申込みの状況に応じて、関係部局や団体との連携を強化するなど、広報の仕方を工夫することも必要であると思います。

また、今後、本大会PRとして、例えばプロスポーツ選手に協力をいただき、障がい者の競技ルールで一緒にスポーツに参加するイベントを考えてみてはいかがでしょうか。
私は、具体的に、プロサッカー選手をお招きし、イベントなどを開いたらいいのではないかと思っております。障がい者の大会参加意欲の向上につながるだけではなく、健常者との交流の場にもつながります。そして、障がい者スポーツの振興にも寄与すると考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
以上で私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。

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